NetBeans 8.0 での変更にあわせて、私が管理しているPHP関連のプラグイン(Cake, Fuel, Yii, WordPress)に対して若干の変更があります。アナウンスなしだとあれ?認識しないぞってなると思うので、少々説明させてください。
変更1 オプションのタブの変更(移動)
今までは「オプション > PHP > 各プラグインのタブ」の位置に各プラグインのオプションがありましたが、タブが増えすぎているので、「Frameworks & Tools」(フレームワークおよびツール)タブにまとめられることになりました。たとえばFuelの設定は下のようになります。
変更2 フレームワークの自動検出の改善
今までは、enabledの設定をもたないプラグインとenabledにチェックが入っていないものは、指定されたフレームワークかどうかのチェックが走るたびに、自動検出でディレクトリやファイルのチェックを行なっていました。わかると思うのですが、このチェックが入っていると、インストールしているプラグインが増える毎にわずかだとは思いますが、負荷が増えてよくありませんでした。
そこで、8.0からはプロジェクトを開いた時の1回だけ自動検出を実行するようにします。しかしながら、IDEを起動した直後だとスキャンなどが走っているため、プロジェクトを開いてすぐに実行するのはよくありません。したがって、プロジェクトを開いて1分後に自動検出を行うようにしています。
もし、プラグインの機能を有効にできる場合は、通知が表示されます。
青いリンクをクリックすると有効に設定することができます。
変更3 有効(enabled)オプションの必須化
(まだ一部のプラグインは実装していませんが)enabledにチェックが入っていないものはFrameworkのプロジェクトとして認識しないようにしました。これは変更2にも関連するわけですが、例えばfuelphpのプロジェクトはいままで、このオプションがなかったため、8.0で使用するとプロジェクトを開いた時にfuelphpのプロジェクトとして認識されません。自動検出が走る前に有効にしたければ、プロジェクトプロパティのフレームワークのカテゴリに設定を追加していますので、そこで有効にしてください。バリデーションを追加しているので、もし有効にできない場合は他の設定値が正しいかどうか、ファイルが不足していないかどうかなどを確認してください。
最後に、プラグインを使っていただいたり、フィードバックを送っていただいてるユーザの方々、およびいつも変更時に知らせてくれるTomasに感謝。