概要
アナログのデータをスキャンしてベクターデータへ変換します。ペンタブがなく手書きのような素材を作りたい時にビットマップのトレース機能が役に立ちます。
Step1 スキャンして画像を作成
紙に手書きでオブジェクトを描いて、それをスキャナなどを使ってデジタル画像に変換します。
Step2 ビットマップをトレース
「パス>ビットマップをトレース」で明るさの境界を選択してスキャンした画像をトレースします。
↓ 拡大
手書きのものをいくつか作っておいて種類ごとに分けて保存しておくと、毎回トレースすることなく使い回せます。
補足
ビットマップをトレースする機能はとても便利なのですが、注意が必要です。
拡大した画像をみるとわかると思いますが、ところどころにポツポツと穴が開いていたり、外側のパスがギザギザになっています。こうなっているおかげで、手書きの感じがでているわけですが、その分ノードの数がとても増えています。つまりは処理が重くなる場合があるわけです。
Inkscapeでも手書きのようなデータを作成することができますが、こういった処理はどちらかというと、GimpやPhotoshop等のソフトの方が得意なのではないかなーと思います。