概要
パスエフェクトエディタのコッホ曲線の機能を使ってフラクタル図形を描きます。フラクタルとは自己相似な図形のことです。植物のシダもこのような形をしています。ここでは、コッホ曲線ではなく、シェルピンスキーのギャスケットを描きます。
参考
Step1 正三角形の作成
多角形ツールもしくはペンツール等を使って、正三角形を作成します。
Step2 パスエフェクトエディタの設定
パスエフェクトエディタを起動し、コッホ曲線を追加します。
Step3 生成パスを3つにする
3つのサブパスを作っておきそれをコピーして貼り付けるなどして生成パスを3つにします。
Step4 生成パスを設定する
3つの生成パスが元の大きな三角形に対して図のようになるように配置します。
このとき、グリッドを表示しておいたほうが作業はしやすいと思います。
Step5 数を増やす
生成数の数値を上げれば上の図のように描くことができます。ただし、あまり大きな数値は設定することができません。上の図は数値が5の場合です。デフォルトではそれ以上は図形を描画することができません。
ただし、最大複雑度の数値を上げるともっと深い階層も描くことができます。
Step6 シダの例
同じように、シダと正方形をくりぬいたものを描いてみました。これは最大複雑度が1000の場合は生成数の数値は2が限界でした。
下の正方形をくりぬいたものは最大複雑度の数値を20000に設定して生成数を増やしています。
他にも自分でいろいろと作ってみると楽しいかもしれませんね。