Inkscape 0.92

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Inkscape 0.92がリリースされました。追加された機能などを少し紹介します。

snapコマンドを使ってインストールすることができますが、日本語部分が文字化けしていたりUIがかなり昔っぽくなるので、Ubuntuの場合はppaを追加してインストールしたほうがよさそうです。 Windowsは0.91で一部のアイコンが表示されていませんでしたが、0.92で直っていたような気がします。

メッシュツール

IllustratorにあってInkscapeになかった機能のひとつが追加されました。今まではグラデーションメッシュと同様なことを再現しようとすると、タイルクローンやブラー(ぼかし)を使ったりして、ちょっと強引な作業が必要でした。この機能が実装されたことにより、次のようなグラデーションの表現が可能になりました。

 

テキストツールの改善(日本語の縦書きの改善)

テキストの縦書きは、以前から対応していました。ただし、一部の文字は縦書きに対応されていませんでした。例えば、”ー” や ”〜” や ”…” などです。0.92からはこれらは90度回転して表示されます。

オブジェクトダイアログ

キャンバスに描いたオブジェクトをオブジェクトダイアログで管理することができるようになりました。個別に可視状態やロック状態を変更することができます。ダイアログからもオブジェクトを選択することができるので、選択しにくかった部分のオブジェクトも選択しやすくなりました。

Selection sets ダイアログ

これは、複数まとめて選択したいオブジェクトを管理するためのダイアログです。各Setにまとめて選択したいオブジェクトを登録しておくことで、ラベルをクリックすると登録しておいたオブジェクトを選択状態にすることができます。オブジェクトをグループ化したくないけれども、まとめて扱いたい時に便利そうです。(グループ化すると、他のオブジェクトが間にあった時に重なり順が変わってしまいます。)

ガイドのロック機能

ガイドは一括して全部ロックすることも、個別にロックすることもできるようになりました。キャンバスの左上の部分の鍵のアイコンで全部のロック・アンロックを切り替えることができます。

BSpline

ペンツールや鉛筆ツールがBSpline曲線に対応しました。角が丸いパスを描くときなどに利用できそうです。

ものさしツールの改善

始点と終点が追加され、マウスのボタンを離したあとでも始点や終点の場所を変更することができるようになっています。また、幻影(phantom measure)として残したり(1つだけ)、ガイドに変換したり、ものさしツールの表示をそのままオブジェクトに変換することもできます。

スプレーツールの改善

オブジェクトの重複に関する設定が追加されています。例えば、Prevent overlapping objectsを有効にすると、スプレーツールでドラッグした時に、オブジェクトが重ならないようになります。

新たなパスエフェクトの機能

たとえば、下記のようなものが追加されました。

  • BSpline(ペンツールや鉛筆ツールでBSplineモードで描いた場合は、このエフェクトが追加されます)
  • Bounding Box
  • Elipse by 5 points
  • 回転コピー
  • e.t.c.

チェッカーボード背景の設定

透明度を確認しやすくするため、背景にチェッカーボードの設定が追加されました。ドキュメントのプロパティから変更することができます。

その他の変更については、Inkscapeのウェブサイトとリリースノートを参照してください。

次のバージョンの0.93ではソースコードの管理がGit, GitHubに移行され、0.94でCMYKの改善が行われる予定になっています。

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